蝶の詳細

詳細表示です。

ヤマトシジミ    
Pale Grass Blue    シジミチョウ科

1995年11月4日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)

【 学 名 】Zizeeria maha argia (Ménétriès,1857)【 大きさ 】
【 時 期 】4月~11月(春・夏・秋)【 発生数 】
【 生息地 】平地から丘陵地の草地
【 内 容 】 庭の隅や道端に住んでいる小さい蝶である。雄の翅表は青藍色で、黒い縁取りがある。雌の翅表の地色は、夏型では黒色であるが、春型では青藍色鱗がみられる。雌雄ともに翅表がとくに美しいというわけではなく、目立たない蝶である。春型、夏型、秋型があり、一般に春型が大きい。本州東北地方から奄美諸島までに分布する。わが国各地に、もっとも普通のシジミチョウの1種である。その分布北限は岩手県田野畑村とされている。国外では朝鮮半島中部以南、台湾、中国、ミャンマー、インド、中近東にまで分布する。
 九州では春型は4月から出現し、夏型は6月から出現する。以後、晩秋まで連続的に発生を繰り返す。
 ルリシジミのように、上空高く飛ぶことはなく、常に地上低く飛び、カタバミその他の草花に飛来する。幼虫の食草はカタバミ、幼虫で越冬する。
 本種によく似た蝶で、シルビアシジミ Zizina otis emelina (de l’Orza,1869)がいる。本種は本州、四国、九州に分布する。シルビアシジミはヤマトシジミと違って、どこにでもいる種類でなく、産地が限局される。佐賀県では北部の島々と、その対岸にシルビアシジミの産地があり、唐津市や呼子町から報告がある。幼虫はマメ科のミヤコグサを食べる。

1997年10月5日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)

1996年5月5日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)


「佐賀の自然デジタル大百科事典」に掲載しているデータ(文章・写真等)の複製(印刷、ハードコピー等)、転載等は、学校教育に使用される場合等を除き、無許可での複製・転載を禁止します。詳しくは利用案内をご覧ください。