蝶の詳細

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ウラナミシジミ    
Long-taild Blue , Pea Blue    シジミチョウ科

1988年11月7日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)

【 学 名 】Lampides boeticus (Fabricius,1798)【 大きさ 】
【 時 期 】8月~11月(夏・秋)【 発生数 】
【 生息地 】平地から丘陵地、クヌギ類の多い雑木林
【 内 容 】 その名が示すように、羽の裏面には波の模様があるシジミチョウである。裏面では雌雄の区別はできないが、表面では、かなりの差があり、簡単に区別できる。雄の羽表には特殊の長毛があるが、雌には長毛がない。
 南欧、アフリカ、アジア南部の温暖地から、スンダ列島、オーストラリアにまで広く分布する。しかし、地理的変異は知られていない。わが国では関東以南に普通に見られる。
 寒冷地ではまれであるが、それでも北海道で発見された年もある。この蝶は、夏から晩秋にかけて、わが国の分布地に普通に見られるが、温暖な地域以外では、越冬できず死滅してしまう。平地に多いが、高梶山の山頂でも見られる。
 佐賀県では、夏から晩秋にかけて、どこにでも見られる普通の蝶である。この蝶は、春になって越冬地から、世代を繰り返しながら北上する。房総半島に発生した個体が北上し、東京に現れる蝶が三代目ぐらいといわれている。幼虫は、栽培されたフジマメなどマメ類のつぼみや実を好んで食べる。
 わが国の本土ではウラナミシジミに似た確実な土着種はいないが、屋久島以南の島々には、アマミウラナミシジミ Nacaduba kurava septentrionalis Shirôzu, 1953がいる。この蝶は、奄美諸島ではもっとも普通の種である。
 アマミウラナミシジミは九州本島でも、大隅半島南端のの佐多岬では比較的普通に見られるという。また、八重山諸島にはルリウラナミシジミ Jamides bochus ishigakianus Shirôzu, 1953が分布している。

1988年11月7日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)


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