蝶の詳細

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タテハモドキ    
Peacock Pansy    タテハチョウ科

2013年11月30日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)

【 学 名 】Junonia almana (Linnaeus,1758)【 大きさ 】
【 時 期 】【 発生数 】迷蝶(季節風・台風後に、たまに目にする)
【 生息地 】(迷蝶のため生息地なし)
【 内 容 】 “モドキ”とは、「よく似ていて紛らわしいこと」の意味である。タテハモドキの意味は、タテハチョウに似た蝶で、タテハチョウではないことになる。この蝶はタテハチョウ科の一種なのに、なぜ“モドキ”が付けられたのか分からない。
 翅表の地色は榿色で、前・後翅に大きな目玉模様がある。雌雄で、ほとんど斑紋・色彩の差はない。季節的変異があり、夏型は前・後翅裏面に小さな目玉模様があるが、秋型は裏面の目玉模様がなく、翅外縁部の凸凹が強い。国外ではインド、スリランカからチモールに至る東洋熱帯に広く分布する。わが国では奄美大島、種子島などに普通にみられるが、近年になって、鹿児島県南部、宮崎県南部に土着するようになった。それ以北でも、迷蝶として、たびたび採集されている。幼虫の食草としては、クマツヅラ科のイワダレソウである。
 佐賀新聞(1992年12月18日号)の報ずるところによると、佐賀市高木瀬東2丁目にお住まいの吉田英範氏は、1992年12月5日に、自宅の庭で1頭のタテハモドキを捕獲された。佐賀昆虫同好会員の溝上誠司氏によると、タテハモドキは、佐賀県では迷蝶の中でも非常にまれで、それまでに確実な記録としては、1956年に唐津市で捕獲された例があるだけだそうである。真に貴重な迷蝶であった。
 ところが、1999年秋に佐賀市郊外で大発生し、報告が相次いだ。
 その後、今日(2014年9月)迄発生が続き、佐賀昆虫同好会員の調査で、食草はオギノツメやスズメノトウガラシである事が明らかになった。越冬も、することがあるらしい。もう佐賀県では普通種となった。毎年、我が家の庭に来る。

2011年9月4日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)

2010年11月12日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)


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