蝶の詳細

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カバマダラ    
African Monarch , Plain tiger    タテハチョウ科

1994年10月29日撮影(佐賀市川副町平和)

【 学 名 】Danaus chrysippus (Linnaeus,1758)【 大きさ 】
【 時 期 】8月~10月(夏・秋)【 発生数 】迷蝶(季節風・台風後に、たまに目にする)
【 生息地 】(迷蝶のため生息地なし)
【 内 容 】 地色は橙色で、前翅の先端部に黒色の部分があり、その中に白紋部がある。翅脈は黒色ではない。雄では、後ろ翅の中央より、やや下方に、黒い点がひとつあり、裏では、その黒点の中央に白紋があるので、容易に雌雄区別できる。
 メスアカムラサキの雌はカバマダラに似ているといわれ、擬態の一例として、この蝶はよく知られている。カバマダラはアフリカからギリシャ、小アジアを経て東洋熱帯に広く分布し、東はニューギニアに達している。熱帯地方では、年中、連続的に発生している。土着北限とされているのは奄美大島で、1959年以後土着し、毎年発生が続いているという。九州本土以北で毎年のように、この蝶が採集されているが、土着種でなく迷蝶である。
 食餌植物はガガイモ科植物に限られ、トウワタがもっとも普通の食草である。ガガイモも食すという。成虫は食餌植物の結びつきが強く、トウワタの多い人家周辺、道端、耕作地、草地などにみられる。トウワタのない所では、ガガイモが生える堤防などにみられる。飛翔はゆるやかである。
 佐賀県では、毎年、カバマダラが採集され、また秋には多量に発生している場所が知られている。迷蝶として南から飛来した個体の子孫が、秋になって増えるとされている。しかし、佐賀県では越冬した個体はみつかっていない。

1983年7月23日撮影(タイ国チェンライ県メーハー村)

ガガイモ


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