蝶の詳細

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ジャコウアゲハ    
Chinese Windmill    アゲハチョウ科

1993年5月17日撮影(佐賀市三瀬村)

【 学 名 】Byasa alcinous  (Krug,1836)【 大きさ 】
【 時 期 】4月~9月(春・夏・秋)【 発生数 】普通(生息地で目にする)
【 生息地 】平地から丘陵地、畑
【 内 容 】 雄は黒色だが、雌は黄灰色というのも、普通の黒いアゲハとは違った感じがする。それに加えて体の両側面に、赤色から黄色の毛があるのも他の黒いアゲハとは違う。地域によって亜種がある。夏型は春型より大型であるが、斑紋に季節的な変異は見られない。とらえればジャコウの香りがする。わが国では本州北端の青森県より、九州南端の鹿児島県に至る全土に分布する。国外では朝鮮半島、中国大陸、台湾に分布する。西南日本では4月頃より出現し、年3回発生する。ゆっくりと飛び花を訪れる。
 もう、何十年も前になるが、台南のガランビーで始めてベニモンアゲハを見たとき、飛び方がジャコウアゲハに似たものだと思った。ジャコウアゲハの食草は、ウマノスズクサ科の植物である。幼虫は暗紫色で白色帯があり、肉棘状突起をもち、他のアゲハ類の幼虫とは一見して区別できる。
 1992年6月26日、佐賀県神埼郡三瀬村のキャンプ場にでかけたとき、道の横端を急いで這っている幼虫がいた。特徴的は色彩と形から、ジャコウアゲハの終齢幼虫と分かった。早速、捕まえて持ってかえり、プラスチックの箱の中に割りばしを1本入れて、その中に幼虫を放した。翌朝には茶褐色の綺麗な蛹となった。7月13日には雄のジャコウアゲハが羽化した。窓から放してやると、雨の中を元気に飛んで行った。

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