蝶の詳細

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アオスジアゲハ    
Commom Bluebottle    アゲハチョウ科

1992年5月26日撮影(佐賀市三瀬村)

【 学 名 】Graphium sarpedon nipponum (Fruhstorfer,1903)【 大きさ 】
【 時 期 】5月~10月(春・夏・秋)【 発生数 】普通(生息地で目にする)
【 生息地 】平地から山地の水際・街路樹・照葉樹林
【 内 容 】 佐賀平野に春がきて、もう、冬の寒さは戻ることはない4月中旬ごろになると、ブルーの色が目立つアオスジアゲハがさっそうと現れる。
 佐賀県ではどこでも普通に見られる蝶である。夏には、この蝶が集団で水を飲みに来ているのに出会うこともある。
 これらの水辺に集まるのはすべて雄である。幼虫はクスノキの葉を食べる。この蝶は南方系の蝶でインド、スリランカから、東南アジア、オーストラリア北東部まで広く分布する。
 わが国では秋田県南部、岩手県南部が分布の北限。私はかつて盛岡市に住んだことがあったが、快適な東北の春に、なにか物足りないと感じていたが、それは長年見慣れてきたアオスジアゲハがいないためであった。
 この蝶はあまり目立たないが、美しく気品のある蝶だと思う。とくに、あのブルーの色は、南国の春から夏にかけて空の色と完全にマッチしている。
 佐賀昆虫同好会会員の針貝邦生博士は佐賀新聞1992年4月2日付の“読者ろんだん”に、佐賀県の「県蝶」を選ぶことを提案され、その候補として、ツマグロヒョウモンとともに、このアオスジアゲハを挙げておられる。
 私も針貝博士の提案に大賛成である。私は「県蝶」の候補として迷うことなく、アオスジアゲハに投票する。

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