蝶の詳細

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サツマシジミ    
Albocaerulean    シジミチョウ科

2013年5月26日(佐賀市金立町)佐賀昆虫同好会会員 坂井文雄氏撮影

【 学 名 】Udara albocaerulea (Moore,1879)【 大きさ 】
【 時 期 】3月~11月(春・夏・秋)【 発生数 】
【 生息地 】山地の樹林
【 内 容 】 非常に美しいシジミチョウの1種である。雄の翅表の地色は紫青色で、前翅中央部にやや大型の白い紋がある。後翅も大部分が白色である。裏翅は白色で黒い斑点がある。この斑点の配列が他種と違う。雌の翅表は外縁の黒い部分が広く、明色部の青が少なくて白味が強い。裏面は雄と同様である。色彩、斑紋に季節的変化がみられる。
 国外では西部ヒマラヤ、ネパール、ミャンマー、中国、マレー半島、スマトラ、ジャバの広い地域に分布する。国内では近畿以南の本州、四国、九州に産する。九州では春型が3月中旬から出現する所もあるが、4月に多く見られる。夏型は6月上・中旬から出現し、その後も晩秋まで連続的に発生を繰り返す。樹上を飛ぶが草花も訪れる。幼虫の食草はハイノキ科のクロキ、スイカズラ科のガマズミなどである。
 この蝶と私の最初の出会いは、1961年(昭和36年)の5月だったと記憶する。広島県の病院に出張していた私は、同僚と一緒に厳島に旅行した。そこで多数のサツマシジミを見た。この蝶は佐賀市の市街地では見られないが、佐賀市金立町でも採集されている。その他、佐賀県内の各地から採集されているが、近年は明らかに減少している。

佐賀昆虫同好会会員 廣川典範氏所蔵標本(1982年6月22日 西松浦郡黒髪山で採集)


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