蝶の詳細

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ヒメアカタテハ    
Painted Lady    タテハチョウ科

1987年11月8日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)

【 学 名 】Vanessa cardui  (Linnaeus,1758)【 大きさ 】
【 時 期 】5月~12月(春・夏・秋・冬)【 発生数 】
【 生息地 】平地から山地の草地
【 内 容 】 色彩斑紋は雌雄同じである。英語でペインテッド・レディーと呼ばれる蝶である。世界中に分布し、コスモポリタンとされているが、オーストラリアでは、西部の一部に限られるという。日本全土に広く分布する普通種である。
 佐賀県では、春から初冬にかけて見られる。秋になると個体数を増して、コスモスの花などに来ているのが目につくようになる。国内における季節的、地理的変異は知られていない。ヨーロッパでは、集団で移動するので有名である。
 幼虫はハハコグサ、ゴボウなどを食べる。ヒメアカタテハは、わが国では普通種とはいっても、外に出れば、いつでも見られるというものでもない。発見できる場所は、ある程度限られる。
 盛岡市郊外の友人の石村実さんが住んでおられた家の近くの花畑は、秋にはヒメアカタテハがいる場所である。二人で、よく撮影に行ったものである。石村さんは、東京の方であるが北大農学部を卒業され、ビール会社でワインとホップの研究に没頭され、業績をあげられた。
 定年退職後の1992年6月に、かねて夢に描いておられた中国新疆に、農業指導のために奥さまと二人で赴任された。お二人は異文化の中で元気に活躍された。そこは、写真で見ると砂漠地帯で、あまり蝶のいそうな場所ではないが、もし、ヒメアカタテハに遭遇されたなら、盛岡の日々を懐かしく思われたことであろう。
 石村ご夫妻は帰国後、茅ヶ崎に住まれ、冬はスキーに没頭しておられる。家の直ぐ横は、蝶の調査場所であり、蝶同好会の方々が調査に来られたのに出会った。

1979年9月19日撮影(岩手県盛岡市)

2008年9月3日撮影(熊本県阿蘇市)


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