蝶の詳細

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オオウラギンヒョウモン    絶滅危惧Ⅰ類種
Large High Brown    タテハチョウ科

佐賀県昆虫同好会会員 古川雅通氏 撮影提供 2003年6月29日撮影(嬉野市岩屋川内平重)

【 学 名 】Fabriciana nerippe (C.&R.Felder,1862)【 大きさ 】
【 時 期 】6月~7月(夏)【 発生数 】
【 生息地 】平地から丘陵地の草原
【 内 容 】 翅の斑紋は、ウラギンヒョウモンと非常によく似ている。決定的な違いは、後翅裏面の最外縁の銀白紋の縁取りはウラギンヒョウモンでは、半月形であるが、本種では中央が突出して、コウモリが翅を広げた形(?)となっている。本種の雌雄の区別は、雌は前翅端に三角形の白紋があるが、雄には、この白紋がない。
 本種は本州、四国、九州に広く分布した普通種であった。かっては、東京都内でも見られたと云う。しかし、近年、日本で最も減少した蝶の1種で、四国、本州(山口県を除く)では絶滅したと考えられる。佐賀県でも普通種であったが、次第に減少し、稀種となった。しかし、その後、嬉野市大野原の自衛隊演習地に生存しているのが確認された。そこが県内唯一の安定した産地となっている。国外では、朝鮮半島、中国に分布する。幼虫の食草は、フモトスミレ、ツボスミレなどスミレ科。
 本種は、環境省の絶滅危惧種に指定されている。本種は草原性の蝶で、草原の環境変化が絶滅に到ったものと思われる。
 私は未だ、一度も本種に遭遇した事はない。

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