蝶の詳細

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ダイミョウセセリ    
China Flat    セセリチョウ科

1993年5月27日撮影(佐賀市三瀬村)

【 学 名 】Daimio tethys (Ménétriès,1857)【 大きさ 】
【 時 期 】5月~10月(春・夏・秋)【 発生数 】
【 生息地 】平地から山地の林緑
【 内 容 】 ダイミョウとは、“大名”のことであろう。どうして、このように名付けられたかは知らない。翅表の地色は黒色で、白斑がある。雌雄斑紋はほとんど同様で、斑紋だけからでは雌雄の区別は困難である。季節的変異はない。
 国外では朝鮮半島、中国、アムール、北ミャンマー、台湾に分布する。わが国では北海道、本州、四国、九州に分布する。わが国に2種の亜種がいる。北海道、東北、関東、中部地方に産するものは、後翅表が一様に黒色で白紋はない。この亜種は、関東型と呼ばれる。近畿、中国、四国、九州に産するものは、後翅表に白帯があり、関西型と呼ばれる。この両型の分布境界は、裏日本では福井県の中部、表日本では三重県中部であるとされている。薄い白帯や、狭い不完全の白帯を現す中間型も存在する。
 関東以南の暖地では年3回発生する。第1化は5月である。東北地方では年2回の発生である。幼虫はヤマノイモ、ツクネイモなどのヤマイモ科の植物を食べる。幼虫で越冬する。
 飛び方は速いが葉の上に静止することが多い。物に止まるときは翅を水平に広げる。このために、ダイミョウセセリを蛾と思っている人もいる。雄は葉の上に止まって、自分の縄張りを確保している。佐賀県では、平地、山地に春から秋にかけて見られる普通の蝶である。

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