ホソバセセリ Silver-spotted Skipper セセリチョウ科 | |||
![]() 1994年7月15日撮影(佐賀市三瀬村) | |||
【 学 名 】 | Isoteinon lamprospilus C.&R.Felder,1862 | 【 大きさ 】 | 小 |
【 時 期 】 | 6月~7月(夏) | 【 発生数 】 | |
【 生息地 】 | 山地や高原 | ||
【 内 容 】 | 後翅の裏面の白斑が、中央の白斑を囲むように配列しているので、他種とは容易に区別できる。雌雄の色彩斑紋は殆ど同じである。山地に見られるが、都会の市街地や住宅地にはいない。夏に出現し、通常年1回発生(暖地では年2回)。幼虫で越冬する。関東以南の本州、四国、九州に分布。国外では、朝鮮半島南部、中国大陸と東部と西部、台湾、ベトナム。食草はススキなどのイネ科植物。 私が、この蝶に最初に遭遇したのは、1994年7月8日、佐賀市三瀬村である。同村の山中地蔵は、脚気地蔵として有名である。横の山道を谷川に沿って100m近く登ると、一面ススキが自生している。そこのススキの問を飛んだり、止まったりしていた。7月中に数回は確認した。その後は毎年、夏に同地域を訪れるが本種に遭遇していない。 この蝶も、かつては山地に普通種であったが、全国的に減少しつつある。 | ||
![]() ホソバセセリの環境 1994年7月29日撮影(佐賀市三瀬村) |