蝶の詳細

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シロオビアゲハ    
Commom Mormon    アゲハチョウ科

1968年11月17日撮影(採集地記録なし)

【 学 名 】Papilio polytes Linnaeus,1758【 大きさ 】
【 時 期 】2月~11月(春・夏・秋・冬)【 発生数 】
【 生息地 】平地の草地
【 内 容 】 非常にシックな感じのする熱帯蝶である。地色が黒色の雄の翅には、後羽中央に白色紋が帯状に並び、前翅外縁にも後から次第に小さくなる白色紋がある。雌は雄と全く同じ色彩・斑紋の型のものと、雄とは違った型のものと2つの型がある。後者は、後翅中央に白色紋が2つだけあり、赤色紋が大きい。また、前翅外縁部の白色紋がない。
 この蝶は、西はインド、セイロンから東はモルッカ諸島、チモールに到る東洋熱帯に分布する。わが国では、奄美大島以南の南西諸島に産する。日本産のものは尻尾(尾状突起)がある有尾型であるが、マレイ地区のものは尻尾がない無尾型である。幼虫は各種のミカン科の植物を食べる。蛹で越冬する。冬期の低温期を除いて年中連続的に発生している。
 私とシロオビアゲハとの最初の出会いは、1961年頃、奄美大島に行ったときである。図鑑に、奄美大島には極めてまれと書いてあったので、この蝶を何頭か見たときには驚いた。1965年、沖縄を訪問して、たくさんのシロオビアゲハに出会った感激は今も忘れない。南国の明るい空のもとに、ホテルの庭に植えてある花に、この蝶が次から次にと飛来していた。その時は、まだ、蝶の生態撮影を始めていなかったが、何回もシャッターチャンスがあったと思うと残念でならない。
 シロオビアゲハは佐賀県では、小城市三日月町で採集されたと、1998年報告されている。この個体は南方から飛来したものではなく、植物に付いて運ばれてきた蛹から孵化した個体であろうとの推定もある。この1頭以外に佐賀県では本種の記録はない。

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