蝶の詳細

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エゾミドリシジミ    
Jezo Green Hairstreak    シジミチョウ科

1975年7月20日撮影(岩手県滝沢市)

【 学 名 】Favonius jezoensis (Matsumura,1915)【 大きさ 】
【 時 期 】6月~8月(夏)【 発生数 】
【 生息地 】山地の樹林
【 内 容 】 エゾミドリシジミは日本の特産種で、北海道、本州、四国、九州に分布する。北海道、本州北部~中部の山地帯にはかなり見られるが、本州の西南部では高地帯のみに産し、まれな種類である。九州では九重山、祖母山からのみ知られている。年1回、6月下旬から8月に発生する。幼虫はミズナラを食べる。卵で越冬する。
 岩手県はミドリシジミの仲間の宝庫といえよう。1972年の夏、私は盛岡を訪問した。市の北側にある観光地の岩山の頂上に登ると、ブナ科の木が植えてあるのが眼についた。ミドリシジミの仲間がいるかもしれないと、あまり期待しないで木をゆすってみた。2、3頭のミドリシジミの仲間が飛び出してきた。種類はわからなかった。
 翌年の正月に、私は盛岡の大学に赴任した。岩手大学教授の故岡野磨瑳郎先生と親しくさせて頂き、山野の採集にご一緒させて頂いた。また、私自身も出張したときの余暇には、積極的に蝶を求めて付近を探索した。そのおかげで、盛岡滞在中にミドリシジミの仲間をはじめとして、いわゆるゼフィルスといわれる種類を何種類も撮影したり、採集することができた。
 私の盛岡時代は本職も順調に進み、ゼフィルスをはじめ、それまでまだ見たこともなかった多くの蝶に出会えて、人生で真に素晴らしかった日々であった。

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