キバネセセリ Yellow Awl セセリチョウ科 | |||
![]() 1975年8月10日撮影(岩手県) | |||
【 学 名 】 | Burara aquilina chrysaeglia (Butler,1882) | 【 大きさ 】 | 小 |
【 時 期 】 | 7月~8月(夏) | 【 発生数 】 | |
【 生息地 】 | 平地から山地の林緑や湿地帯 | ||
【 内 容 】 | 大型のセセリチョウである。雌雄で斑紋が違う。雄の羽表は黄褐芭で紋がない。雌では前羽表に1個の黄色斑と、その外側に黄色斑が曲線状に並んでいる。 国外では朝鮮半島、中国東北部、ウスリー、アスコルド、アムール、中国西部に分布する。北海道では平地、山地にかけて全島に普通にみられる。本州では、東北地方、関東北部、中部地方の山岳地帯にみられ、近畿、中国、四国、九州では山地に棲息するが、まれである。 年1回の発生で、7 ~ 8月に出現する。幼虫はハリギリ科のセンノキを食べる。幼虫で越冬する。キバネセセリは、花や獣糞に集まり、湿地にも来る。止まるときには、ダイミョウセセリのように羽を開かない。私がキバネセセリに初めて出会ったのは岩手県である。九州では見たことがない。 2013年7月、北海道定山渓に行った時、ホテルの玄関の壁に沢山のキバネセセリが止まっているのを発見した。シャッターチャンスは、いくらでもあった。九州では、極めて稀なのに,ここでは最も普通種であった。この旅行で、エゾシロチョウとキバネセセリが撮影出来たのが大きな収穫であった。 | ||
![]() 2013年7月19日撮影(北海道定山渓) |