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スギタニルリシジミ    絶滅危惧Ⅱ類種
Sugitani’s Hedge Blue , Sugitani’s Holly Blue    シジミチョウ科

2001年4月8日(鹿島市奥山)佐賀昆虫同好会会員 坂井文雄氏撮影

【 学 名 】Celastrina sugitanii kyushuensis Shirôzu,1943【 大きさ 】
【 時 期 】3月~5月(春)【 発生数 】
【 生息地 】
【 内 容 】 ルリシジミに非常に似ている。裏面の地色はルリシジミに比べて、褐色を帯びると記されているが、九州産亜種は白色で大型、表面の色彩も本州産より明るい。本種後翅の表面外縁の黒色帯は、ルリシジミに比べて、はっきりしているように見える。ルリシジミと鑑別に苦労する個体もいる。
 北海道、本州、四国、九州に分布する。九州では全県から報告があり、低山地から山地にかけて分布するが、珍しい種類で産地は限局している。国外からは、台湾、中国、朝鮮半島、ロシア東南部、サハリンから記録されているという。年1回の発生で、九州では3月下旬から4月中旬頃まで発生する(ルリシジミは、3月中旬頃より秋まで発生を繰り返す)。
 山間の渓流付近に見られることが多く、雄は湿地に降りて吸水する事がある。 幼虫はトチノキの花蕾を食べる。トチノキがない地域では、ミズキ(ミズキ科)、キハダ(ミカン科)の花蕾を食べる。
 東アジアから、7亜種が知られているという。名義タイプ亜種は Celastrina sugitani (Matsumura, 1919)。
 私は、スギタニルリシジミは標本を見ただけで、未だ野外で本種に遭遇したことはない。佐賀県からは、鹿島市奥山、藤津郡太良町多良岳などから採集報告がある。

2002年4月7日(鹿島市奥山)佐賀昆虫同好会会員 坂井文雄氏撮影 


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