蝶の詳細

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チャバネセセリ    
Dark Small-branded Swift    セセリチョウ科

1980年10月30日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)

【 学 名 】Pelopidas mathias oberthuri  Evans,1937【 大きさ 】
【 時 期 】6月~11月(夏・秋)【 発生数 】
【 生息地 】平地から山地の草地
【 内 容 】 黒褐色の小さい蝶で、後羽の表面に白い紋のないのがチャバネセセりの特徴である。目玉が大きくて愛嬌がある。ものすごく速く飛ぶが、花に止まると近付いても逃げようとしない。
 関東以南の平地、低山地に多い蝶である。北部九州では五月ごろ出現して、その後発生を繰り返し、晩秋まで姿がみられる。秋になると、その数が増え庭の花に飛来しているのに遭遇する。
 国外では西はインド、スリランカから東はニューギニアまでの東洋熱帯地方に広く分布する。幼虫はイネ、ススキなどのイネ科の植物を食べる。
 蝶はアゲハチョウやシロチョウなどのセセリチョウの仲間以外の蝶と、セセリチョウの仲間に二大別される。セセリチョウは、その種類は少ないが分類学上、アゲハチョウなどと対等の位置関係にある。セセリチョウの仲間は英語でスキッパー(skipper)と呼ばれる。
 セセリチョウの仲間を蛾と思っているひともいる。蝶は例外なく昼間に活動するが、蛾の大部分は夜活動する。羽の形や色彩が蝶に非常によく似た蛾もある。
 蝶と蛾の主な区別点は触角の形である。しかし、蛾の仲間にも蝶によく似た触角をもつ種類もある。個々の特徴を細かくみれば、蝶か蛾かの判断のつかない種類はない。そうはいっても、蝶と蛾は本来同じものなのである。蝶は蛾の中の一握りともいえる。
 ミヤマチャバネセセリ Pelopidas jansonis (Butler,1878)は後翅裏面の中室に銀白色の紋があるのが特徴で、他種との鑑別になる。本種は本州、四国、九州に分布するが、まれである。佐賀県では、報告があるが、近年では極めて、まれである。

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