蝶の詳細

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ギンイチモンジセセリ    
Silver-lined Skipper    セセリチョウ科

1979年7月1日撮影(岩手県)

【 学 名 】Leptalina unicolor (Bremer&Grey,1852)【 大きさ 】
【 時 期 】5月~9月(春・夏・秋)【 発生数 】
【 生息地 】山地の草地
【 内 容 】 翅表は一様に濃い黒褐色で斑紋はない。後翅裏面は地色が黄色で、中央に銀色の帯が1本存在する。この帯は、春型で銀白色で鮮やかであるが、夏型では、地色に近くなり目立たない。雌の翅表の黒色は雌が雄より、ややうすい傾向がある。また、雌の前翅端は雄に比べて尖りが強い。このように、雌の前翅端が雄より尖るという事実は、他の蝶とは全く逆で異例のことである。雌雄ともに、腹部が長いのも特徴のひとつである。
 本種に似た蝶は、わが国にはいないので、同定を誤ることはない。地理的変異の存在は知られていない。国外では朝鮮半島、中国東北部、中国北部に分布する。わが国では北海道、本州、四国、九州に分布するが、産地は局部的である。寒冷地では、年1回6 ~ 7月に発生する。暖地では、年2回の発生で、春型は5 ~ 6月、夏型が7 ~ 8月に発生する。場所によっては、さらに、第3化(夏型)が8 ~ 9月に発生する。幼虫の食草はイネ科のススキ、幼虫で越冬する。
 この蝶は一般に山地性の蝶で、日当たりのよい草地を弱々しく飛び、蛾のように見える。ギンイチモンジセセリは、佐賀県からは知られていない。私とこの蝶の最初の出会いは、九重山の草原であった。その後は、岩手県でよく見かけた。岩手県では、珍しい蝶とは思わなかった。

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