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キリシマミドリシジミ    準絶滅危惧種
Wonderful Green Hairstreak    シジミチョウ科

2013年7月21日(神埼市脊振村)佐賀昆虫同好会会員 坂井文雄氏撮影

【 学 名 】Chrysozephyrus ataxus kirishimaensis (Okajima,1922)【 大きさ 】
【 時 期 】7月~8月(夏)【 発生数 】稀少(生息地で稀に目にする)
【 生息地 】山地の樹林
【 内 容 】 ミドリシジミと名が付く小さい蝶は、クロミドリシジミを除けば、雌の翅の表面は黒色で、雄の翅の表面は種類によって金緑色、青緑色あるいは青色に光る。まさに、蝶の仲間の宝石である。ミドリシジミの種類が谷川の樹上高く太陽の光りを受けて、きらきら光りながら飛び交う姿は自然の美の極致であろう。ミドリシジミの仲間は似たようなものが多く、種類の判定は非常に難しいものがある。
 ミドリシジミの仲間は佐賀県では少なく、キリシマミドリシジミとフジミドリシジミ Sibataniozephyrus fujisannus latimarginatus (Murayama, 1963)を産するにすぎない。キリシマミドリシジミは、ミドリシジミの仲間の中でも、もっとも美しい種類のひとつである。雄の翅表は金属様黄緑色に輝く。雌の翅表の地色は黒褐色で前翅に大きな青色斑がある。雄の裏面は銀白色、雌の裏面は茶褐色で、裏面の色彩・斑紋は雌雄で全く異なる。本州、四国、九州に分布する。屋久島産のものは別亜種となる。
 九州には産地が多く知られているが、非常に珍しい蝶で蝶採集家の憧れの的である。国外では中国西部、ミャンマー北部から西北ヒマラヤに到る地域に分布する。年1回の発生で7 ~ 8月に出現する。夕方に群をなして飛び交う性質は全くない。幼虫の食草はアカガシ。卵で越冬する。

2013年7月21日(神埼市脊振村)佐賀昆虫同好会会員 坂井文雄氏撮影

雄 表

雄 裏

雌 表

雌 裏


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