蝶の詳細

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トラフシジミ    
Japanese Flash    シジミチョウ科

1993年4月26日撮影(佐賀市三瀬村)

【 学 名 】Rapala arata (Bremer,1861)【 大きさ 】
【 時 期 】4月~8月(春・夏)【 発生数 】
【 生息地 】山地の樹林
【 内 容 】 翅表は、にぶい青色で翅裏には独特の縞模様がある。色彩・斑紋は雌雄ほとんど同様であるが、雄の後翅の前縁の近くに、光沢の無い斑紋がある。雌には、それがないので雌雄を区別できる。
 季節による差がはっきりしており、春型は裏面の白帯が白く、夏型は褐色である。しかし、国内での地理的変異は見られない。北海道、本州、四国、九州に分布する。国外では中国東北部、アムールに産する。北海道や本州の寒冷地では、6 ~ 7月にかけて年1回春型のみ発生する。暖地では、4 ~ 5月に春型が発生、6月下旬~ 8月に夏型が発生する。
 幼虫の食餌植物は、フジ、クズなどのマメ科、バラ科、その他の植物の花、蕾、実を食べる。幼虫は檸猛で、何匹かの幼虫を飼育すると、共食いをする性質がある。蛹の状態で越冬する。成虫は活発に飛び、花を訪れることが多い。
 トラフシジミは、佐賀県各地から採集されているが、あまり個体数は多くない。通常、市街地では見られない。私は、少年の日に、高知市の北山で、この蝶によく出会っていたが、佐賀県では神埼郡三瀬村で、始めて春型に遭遇した。診療所の隣家の庭で数頭以上目撃した。佐賀市内では、目撃したことはないが、佐賀昆虫同好会員の針貝邦生博士が、1992年に佐賀医大構内で棲息を確認された。

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