蝶の詳細

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ヤクシマルリシジミ    
Common Hedge Blue    シジミチョウ科

2014年6月24日(福岡市東区香椎)佐賀昆虫同好会会員 針貝 邦生 博士撮影

【 学 名 】Acytolepis puspa ishigakiana (Matsumura,1929)【 大きさ 】
【 時 期 】3月~12月(春・夏・秋・冬)【 発生数 】
【 生息地 】山地の湿地帯
【 内 容 】 ルリシジミに、非常によく似ているが、翅表の外縁の黒い部分は、前後翅とも幅広く、殆ど同じ幅である点が違う。翅の裏面にも相違がある。元来は、東洋熱帯の蝶であるが、わが国では、紀伊半島南部、四国南部、九州南部に分布していたが、最近、静岡県まで分布が広がっている。
 佐賀県では、1999年、藤津郡太良町で、初めて発生が確認され,以後、藤津郡、鹿島市、東松浦郡、唐津市等から報告された。現在は、北部九州にまで分布を広げている。幼虫の食餌植物は、ヤマモモ科、ブナ科、バラ科、ツツジ科など多種に及ぶ。鹿児島県では、冬でも、成虫、蛹、幼虫、卵の全てが見られると云う。私は未だ本種に遭遇したことはない。
 佐賀昆虫同好会員 針貝邦生博士は、宮崎県小林市の熱心な昆虫少年であった。それでも、2頭の本種を採集されただけだったそうである。
 同博士は、佐賀医大を退官後、福岡市東区香椎に、お住まいであるが、2010(平成22)年2月14日、自宅の庭のバラの花を乾燥中の収納戸棚の中に、ヤクシマルリシジミ1頭を発見され撮影された。それが、この写真である。針貝博士の専門は、インド哲学であり、サンスクリット語に造詣が深く、サンスクリット語由来の蝶、蛾の学名を解説しておられ、その業績は、この領域で高く評価されている。

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