蝶の詳細

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アカタテハ    
Indian Red Admiral    タテハチョウ科

1992年9月23日撮影(佐賀市三瀬村)

【 学 名 】Vanessa indica (Herbst,1794)【 大きさ 】
【 時 期 】5月~12月(春・夏・秋・冬)【 発生数 】
【 生息地 】平地から山地の草地
【 内 容 】 津の国の難波の春は夢なれや 葦の枯れ葉に風わたるなり
            西行法師
 このような荒涼たる風景には、蝶の姿は全くない。しかし、九州はさすが南の地、小雪がちらつく日があるかと思うと、厳冬の中でも、小春日和の日がある。そのような日に、ひょっこり姿を現すのが越冬中のアカタテハである。
 国外では朝鮮半島、中国大陸から西はインド、東はオーストラリアまで分布する。わが国では、全土に見られる普通種である。国内における季節的、地理的変異は知られていない。
 九州では、5月ごろに新鮮な個体が出現して、通常、初冬まで普通に見られる。成虫は花、樹液に集まり、樹幹や路上に止まる。幼虫はイラクサ、カラムシなどのイラクサ科の葉を食べる。
 アカタテハに似た蝶は、世界中に何種もいるが、カメハメハタテハ Venessa tameamea もその一種である。本種はハワイ諸島の特産種である。その名は、ハワイのカメハメハ大王にちなんで名付けられたものである。
 この蝶の表面後羽は、アカタテハと違って赤みが強く、美しい蝶である。今から28年も前に、私がハワイ大学留学中、オアフ島の山の中に入って、カメハメハタテハを1頭だけ見つけ採集した。
 その時の感激は忘れられない。その標本は今でも私の手元にある。

2008年10月11日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)

2014年10月10日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)


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