蝶の詳細

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アオタテハモドキ    
Blue Pansy    タテハチョウ科

1983年7月23日撮影(タイ国チェンライ県メーハー村)

【 学 名 】Junonia orithya (Linnaeus,1758)【 大きさ 】
【 時 期 】【 発生数 】迷蝶(季節風・台風後に、たまに目にする)
【 生息地 】(迷蝶のため生息地なし)
【 内 容 】 雄の前羽表の半分は濃黒色を帯び、後羽表の地色は、美しいブルーの色である。雌の前・後羽表の地色は淡褐色で、雌雄で、かなり色彩・斑紋が違う。
 アオタテハモドキはアフリカから東洋熱帯、亜熱帯、オーストラリア北部に達する広い地域に分布する。わが国では南西諸島や本土で、毎年かなりの個体数が記録されるが、土着地は、八重山諸島の石垣島と西表島といわれている。食餌植物としてはキツネノマゴ科のキツネノマゴが、日本各地でもっとも普通の食草となる。
 佐賀県でも、毎年のように成虫が採集されている。とくに、東松浦郡や神埼郡からの記録が多い。さらに、佐賀昆虫同好会員により、幼虫も発見されており、キツネノマゴが食草であることも確認されている。もちろん、これらは、迷蝶、あるいは迷蝶に由来する個体で、夏から秋にかけて発見されている。佐賀県へは初夏の強い南西の季節風に乗って、南方から飛来してくるものと推定される。
 迷蝶を採集することは、蝶愛好者の夢でもある。私は高校生のとき、熊本県を流れる球磨川の川原で、アオタテハモドキが採集されたとの古い記録をたよりに、同場所に通ったことを覚えている。しかし、遂に同蝶を発見することはなかった。今日まで、まだ、私は日本本土でアオタテハモドキに遭遇していない。

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