蝶の詳細

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キアゲハ    
Old World Swallowtail    アゲハチョウ科

1988年9月11日撮影(佐賀市鍋島町蛎久)

【 学 名 】Papilio machaon hippocrates C.&R.Felder1864【 大きさ 】
【 時 期 】4月~10月(春・夏・秋)【 発生数 】多量(普段から目にする)
【 生息地 】平地や高原の草地
【 内 容 】 日本で蝶といえば、多くの人が、まず、頭に浮かべるのが黄色い大型のアゲハチョウか、モンシロチョウである。前者としては、わが国には、アゲハとキアゲハの二種しか分布しない。
 アゲハに似ているが、キアゲハは前翅基部の黒色部が幅広いので容易に区別出来る。(アゲハは同基部に黒色の線が3本ある)
 キアゲハは濃い黄色の地色に黒のしま模様の羽を持ち、後ろ羽には細長い尾状突起が一対ある。この蝶は全ヨーロッパ、アフリカ北西海岸からシベリア、ヒマラヤを経て、極東の中北部、さらに北米にも分布する。
 わが国では屋久島以北の日本全土に産し、平地から高山地帯にまで生息する。成虫は明るい環境を好み、各種の花に飛来する。雄は山頂を占有する
性質があり縄ばりを持つ。
 幼虫はニンジン、チクシゼリなどのセリ科の植物を食べる。また、ミカン科の植物を食べることがある。九州の低地では、年に3、4回発生するといわれている。春型は小さく夏型が大きい。
 北米は広い。北米には、キアゲハと非常に似た種類の蝶が10種以上もいる。私は1969年秋、フロリダのタンパにアメリカ人の友人を訪問した。彼の家の近くに自然環境に恵まれた小さい公園があり、そこに蝶が次から次へと飛来していた。
 そのとき採集した蝶の標本を今でも保存しているが、その中にキアゲハに近い種類の蝶が数頭ある。

2012年4月27日撮影(佐賀市三瀬村)


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