蝶の詳細

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ホシミスジ    
Dod-dash Sailer    タテハチョウ科

1979年7月25日撮影(岩手県盛岡市大志田)

【 学 名 】Neptis pryeri Butler,1871【 大きさ 】
【 時 期 】5月~9月(春・夏・秋)【 発生数 】
【 生息地 】山地の草地
【 内 容 】 わが国で、どこにでも、もっとも普通にいるミスジチョウの仲間はコミスジである。コミスジを採集した昆虫少年は、コミスジに似た違った種類を採集したくなる。その対象となるのがホシミスジ、ミスジチョウ、オオミスジなどがある。しかし、これらの蝶はコミスジと違い、そう簡単には採集できない。
 ホシミスジは前羽の横に走る中央の白帯が5つに分かれるのが特徴である。また、後羽裏面の付け根に、多数のあざ(黒点)があるので、同定に誤ることはない。色彩・斑紋は雌雄がほとんど同様である。北海道には棲息せず、本州、四国、九州に分布する。国外では朝鮮半島、中国、台湾に分布する。寒冷地では年1回、7 ~ 8月に発生し、暖地では年2回、5 ~ 7月、8 ~ 9月に発生する。通常、山地の草原に棲息する。九州では九重、阿蘇、英彦山、祖母山などの山地帯の産地が知られている。幼虫はコゴメバナ、シモツケなどのシモツケ科の植物を食べる。幼虫で越冬する。
 少年の日、ホシミスジは、高知市郊外に産することは知っていたが、その場所に採集に行く機会はなかった。この蝶に初めて出会ったのは、岩手の時代である。山田線のある駅の近くにたくさんいてシャッターチャンスもあった。この蝶は、1989年以来、佐賀県に局地的に棲息するようになった。食草とともに、佐賀県に搬入されたと推測されている。しかし、佐賀県では、もう絶滅してしまった。一過性の発生であった。国内で、5亜種の報告がる。佐賀に発生したものは、どの亜種か分からないので,名義タイプ亜種を記した。

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