蝶の詳細

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イチモンジチョウ    
White Admiral    タテハチョウ科

1992年6月2日撮影(佐賀市三瀬村)

【 学 名 】Ladoga camilla japonica (Ménétriès,1857)【 大きさ 】
【 時 期 】5月~10月(春・夏・秋)【 発生数 】
【 生息地 】平地から山地の林緑
【 内 容 】 翅の表面には黒地に白の帯が入った模様があり、シックな感じがする蝶である。ヨーロッパ中南部から中央アジア、中国、ウスリー、アムール、朝鮮半島から日本に分布する。
 幼虫はスイカズラ科の植物を食べる。わが国では北海道、本州、四国、九州に分布する普通の蝶である。しかし、どこにでもいるが、特に多くいる場所もなく、初めての場所で、この蝶を撮影する目的で歩いても、必ずしも出会えない。
 佐賀市三瀬村は自然環境に非常に恵まれた所である。5月の終わりの日、室内はまだ少し肌寒いくらいであったが、外は気持ちよい微風の五月晴れであった。三瀬村公民館の近くに、よく整えられて、きれいな白い花が咲く木が植えてある個人の家の庭がある。
 その花に真っ赤なベニカミキリがたくさんいたので、撮影していると、イチモンジチョウが飛んできた。その日はシャッターチャンスはなかったが、6月になって、その家のご主人から蝶がたくさんいると連絡があった。
 急いで来てみると、新鮮なイチモンジチョウが何頭も花に来ていた。そこの庭には、トラフシジミ、イシガケチョウ、ミドリヒョウモンなどが飛来する。まさに蝶の宝庫といえよう。
 イチモンジチョウによく似た蝶で、アサマイチモンジ Ladoga glorifica (Fruhstorfer, 1909)がいる。この蝶は九州には分布しないので、佐賀県では間違うことはない。

1992年6月2日撮影(佐賀市三瀬村)

1976年7月21日撮影(岩手県岩泉町安家)


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