蝶の詳細

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ジャノメチョウ    
Dryad    タテハチョウ科

1975年7月22日撮影(岩手県盛岡市大志田)

【 学 名 】Minois dryas bipunctata (Motschulsky,1860)【 大きさ 】
【 時 期 】7月~8月(夏)【 発生数 】
【 生息地 】山地の草地
【 内 容 】 雄の翅表は濃黒褐色で、眼状紋は小さい。裏面の地色は翅表より淡く黄褐色。雌は雄に比べて、著しく大型。翅表の地色は雄より淡く黄褐色で、眼状紋も大きい。裏面は雄の裏面よりさらに淡色で、暗色部の発達も弱い。寒冷地のものは一般に小型で、暖地のものは大型である。本種は大型のジャノメチョウ科の蝶で、色彩・班紋も特徴的であり、わが国には似た種類はいなく、同定は容易である。
 国外では朝鮮半島、中国よりヨーロッパに至るユーラシア大陸の北部に広く分布する。国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。年1回、7 ~ 8月に出現する。幼虫はススキ、スズメノカタビラなどのイネ科植物を食べる。幼虫で越冬する。老熟幼虫は、浅く地中に潜入して蛹窩を作り、その中で蛹化する特別の変わった習性がある。
 ジャノメチョウは平地にも発生することがあるが、通常、山地に棲息する。草原性の蝶で、他のジャノメチョウの仲間と違って森林中には発生せず、日の当たる場所を好み、アザミの花やその他の草花を訪れる。また、樹液にも集まる。
 この蝶との最初の遭遇は、どこであったか覚えていない。私は、いまだ、ジャノメチョウを佐賀市内で見たことはないが、1992年夏、佐賀市三瀬村で目撃した。佐賀県では特別珍しい蝶ではないが、その棲息場所は限局しているらしい。

2012年7月27日撮影(神埼市脊振村)


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