蝶の詳細

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エゾシロチョウ    
Black-veined White    シロチョウ科

2013年7月13日撮影(北海道定山渓)

【 学 名 】Aporia crataegi adherbal Fruhstorfer,1910【 大きさ 】
【 時 期 】4月~8月(春・夏)【 発生数 】
【 生息地 】平地の草地
【 内 容 】 蝶に興味をもって、採集に熱中するようになると、モンシロチョウやスジグロシロチョウでは満足しなくなる。シロチョウで、もっと珍しいものを捕ってみたいと望むのは、蝶採集家の自然の成り行きといえる。エゾシロチョウも、魅力あるシロチョウである。しかし、この蝶は日本では北海道の特産種である。標本の交換をすれば別であるが、九州ではそう簡単に手に入らない。
 エゾシロチョウは、雌雄ともに翅表は白色で、翅脈は細くて黒色。雌の前翅基半は半透明に近く、珍しい感じのする蝶である。この蝶は国外ではサハリン、朝鮮半島北部、中国東北部、アムール、中国北部からヨーロッパに到るユーラシア大陸の北部に広く分布する。北海道では年1回の発生で、平地では、6月中旬から7月中旬頃、山地では、7月上旬から8月上旬頃に出現する。市街地の公園や人家の庭でも発生する。飛び方は比較的に緩やかで、アザミなどの花に集まる。幼虫の食草は、カイドウ、ボケなど。また、サクラやリンゴの害虫とされている。幼虫で越冬する。
 1986年6月に、私は札幌に出張する機会があった。エゾシロチョウの撮影に、非常に期待して旅をしたが、この蝶を全く見なかった。見かねた友人が、エゾシロチョウの蛹をくれた。佐賀の自宅で羽化したのが右下の写真である。
 2013年7月、北海道定山渓を訪ねた時、ホテルの近くにエゾシロチョウが沢山いたが、樹上高く飛んでいた。
しばらく、粘って、やっと降りて来たので撮影出来た。

1986年6月17日撮影(飼育個体)


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