蝶の詳細

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ヤマキチョウ    絶滅危惧IB類(環境省)
Brimstone , Sulphur    シロチョウ科

1974年8月2日撮影(英国ケンブリッジ市)

【 学 名 】Gonepteryx rhamni (Linnaeus,1758)【 大きさ 】
【 時 期 】7月~8月(夏)【 発生数 】
【 生息地 】乾燥した高原地帯
【 内 容 】 前羽の先端がとがった、独特の形をしたキチョウである。雄の羽表は濃黄色、雌の羽は蒼白色である。わが国では長野、山梨両県を中心とする本州中部と岩手県、青森県の東南部に産するが、最近、著しく減少しつつある種である。
 国外では朝鮮半島、中国東北部、アムールからヨーロッパにかけて欧亜大陸の北部に広く分布する。幼虫はクロウメモドキ科のクロツバラを食べる。ヤマキチョウの分布が狭い地域に限局しているのは、食草がクロツバラに限られていることと、この食草がどこにでもないことによる。
 わが国では成虫は7、8月に羽化する。成虫で越冬し、きれいな羽で春出現する。ヤマキチョウは、英語でブリムストーン(硫黄)と呼ばれる。バタフライ(蝶)とは、butter-colored fly(バターの色をした飛んでいる虫)のことだそうである。
 4月の快適の晴れた1日、英国ケンブリッジ市のはずれを歩いてみた。驚くことに、それまでは全く見られなかったヤマキチョウが、どこに行っても、一斉に飛んでいた。それをみて、私は、これこそ、まさにbutter-colored flyだと思った。
 日本では蝶といえば、アゲハチョウと、モンシロチョウが代表であるが、英国では、ヤマキチョウがバタフライの原型かと思った。もちろん、これは私の独断である。
 日本産ヤマキチョウの学名は、
Gonepteryx rhamni maxima Butler,1879

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