淡水魚詳細

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ゴクラクハゼ    ハゼ科    

1992.8.14 有浦川(玄海町)

学名Rhinogobius giurinus  大きさ10cm
地方名
生息域中~下流域、汽水域
内容 ゴクラクハゼはやや地味な体色ながら「極楽」と言うからには、何か由緒正しい由来があるからに違いないと思うのだが、和名の由来には行き着かなかった。大型の個体の頬に見事な唐草模様状の斑紋が見られるためであろうか。
 ゴクラクハゼは、分類の難しいヨシノボリ属に分類されるが、かつては、単一種とされた時期もある他のヨシノボリ類とは、大きさが異なること、眼から口先に伸びる赤い線が見られないこと、背面のうろこが胸ビレの付け根よりも遙かに前方の眼の直後まであることなどで、簡単に区別できる。また、頬のミミズ状の斑紋と体側に見られる小さな青い斑点等も一目で分かる特徴である。どちらも成長に伴ってより派手に、目立つようになる。
 本来、茨城一福井以南の中・下流域に分布するが、南九州から運ばれる仔アユに混入して北日本にも分布を拡大しているという。この中にはダム湖を海の代わりにして、「陸封」されるものもある。北山ダム内でも人知れず暮らしていたのだろうか、2012年に竣工した嘉瀬川ダムで2013年に生息が確認されたのには驚いた。
 県内のほとんどの河川の下流の、丸い小石が半ば砂に埋まったような平瀬や淵に生息する。特に有浦川では数も多く、下流側からマハゼ - ゴクラクハゼ - シマヨシノボリと「すみわけ」が見られる。

未成魚 1995.3.20 半田川(唐津市) 熊本常夫氏捕獲


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