淡水魚詳細

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ソウギョ    コイ科    移入種(要注意外来生物)

1993.4 飼育個体 (福岡市)

学名Ctenopharyngodon idellus  大きさ140cm
地方名そうぎょ
生息域中~下流域、クリーク、湖沼
内容 ソウギョは名前のとおり岸辺の草やウキクサなどの植物を主食とする魚で、明治以降十数回にわたって食用としてアオウオ、ハクレン、コクレンとともに中国から移入が試みられ1943年と1945年に移入されたものが利根川水系に定着したという。
 美味といわれる割には日本人の口に合わず、現在ではその食性を利用して除草の目的で各地で放流されている。除草の効果は大きく、1haあたり100尾程度の放流で雑草はほぼなくなってしまうという。大型の植物ならほとんど何でも食うが、好き嫌いがないわけではないらしい。シロツメクサやイネ科の植物が好みの草で、ヨモギやイタドリなど味に癖のある草は好みではないらしい。
 県内でもクリークの除草を目的に放流されている。しかし、産卵は本流の中流で行われ、卵は粘着性を持たず水底を転がりながらふ化するため、流程の短い河川ではふ化する前に海に出てしまうため定着はしていない。また、汽水域を含む河川または塩分濃度の低下したときに有明海を通して移動するためか、直接放流をしていないクリークにも現れることがある。国内でも、自然繁殖しているのは利根川水系のみとされている。
 コイ科のソウギョは、口に歯を持たないかわりに、喉に骨の変化した咽頭歯と呼ばれる歯を持っている。そのため、葉をずいぶんと奥までくわえ込んで、飲み込むようにして喉でかじる。その様子は見ている人間の方が、吐きそうになる。

1995.2.26 飼育個体(諫早市 干拓の里むつごろう水族館)

体長102.0cm、重12.3kgの成魚 1994.11.21 六角川水系のクリーク(武雄市) 岩永行弘氏捕獲(坂本兼吾氏撮影)


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