淡水魚詳細

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ニジマス    サケ科    移入種(要注意外来生物)

婚姻色 1995.2.26 飼育個体(諫早市 干拓の里「むつごろう水族館」)

学名Oncorhynchus mykiss  大きさ45cm
地方名にじます、ます
生息域上~中流域、ダム湖
内容 北米原産の魚で、日本へは1877年以来数度に渡って移入されている。サケ科の魚にしては、比較的高水温に耐えることができ、人に慣れやすい。筆者の印象ではエアコンの効いた室内ならば、水槽飼育も十分可能のようだ。
 養殖が容易なため全国に広まり、各地で放流もされてきたが、定着した例は少ない。現在では、20~30cmほどに養殖したものを河川に放ち、直ちに釣らせる「釣り堀型漁業」が主流である。
 水生昆虫や落下昆虫のほか甲殻類やヒル、小魚など動物性のものはほとんど何でも食う。水槽内ではコイの餌も食べてくれる。しかし、この食性がたたってか、養殖個体はお互いの背ビレをかじってしまうため、背ビレがいじけてしまっているものが多い。味は、サケ科にしては美味な方ではない。また、降海するものは「スチールヘッド」といわれ、こちらは最大120cmの記録がある。
 話は変わるが、40年ほど前まで厳木川や嘉瀬川の小支流に、ヤマメともニジマスとも違う魚がいたという。個人的には、イワナの可能性もあると思っている。イワナにはいくつかの亜種があり、中国地方に住むゴギが分布の西限とされている。
 厳木川や嘉瀬川の幻の魚が、仮にイワナだったとすると生物地理学上の大発見になる。また、それがどのイワナに近いものなのか?興味は尽きないのだが、語ってくれた人の言うとおり、砂防ダムで流路が分断され、河床がコンクリートで被われてしまえば、生き残っている可能性はほとんどない。

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