淡水魚詳細

詳細表示です。

ハス    コイ科    国内移入種

婚姻色 1994.5 多布施川水系南堀(佐賀市)

学名Opsariichthys uncirostris uncirostris  大きさ30cm
地方名
生息域中~下流域
内容 ハスは、本来は琵琶湖淀川水系と三方湖に特産の魚であった。しかし、各地でアユの放流が盛んになるにつれアユに混じって放流され、現在では全国ほとんどの地域に見られるようになった。オイカワにやや似ており、20cmを超えるような「しらはや」が釣れたなどと言うときには、このハスであることが多い。
 オイカワよりさらに体幅が薄く(側扁)、ほほが広い。手触りも表皮がザラッとしている割に腹部はデロンとした感じで柔らかい。最大の特徴は口が「く」「へ」の字に曲がっていることである。
 コイ科では珍しく魚食性があり、アユを食害するため、県外には懸賞金をかけている漁協もある。あの素早いアユを追尾して捕食するほどなので、遊泳力に優れ、目も大変いいようだ。
 しかし、水槽ではメダカ一匹食べたことがなく、やはりコイ科の魚らしくもっぱらコイ用の餌ばかりを食べるので、飼育は思ったほど難しくはない。ただ、慣れていないものは水槽からよく飛び出してしまうので、1週間はあらゆる隙間をふさいでおく必要がある。
 県内には1978年にはすでに侵入しており、現在では県内ほぼ全域の中流域に見られるようになった。また、水通しさえよければクリークにも見られる。
 本種は県内では外来種と同じであるが、本来の生息地では減少しているらしく環境省の第4次レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ種に指定されている。

未成魚 1993.8.29 六角川(武雄市)

ヌマムツとハスの雑種と思われる個体 婚姻色 1991.8.30 城原川(神埼市神埼町)


「佐賀の自然デジタル大百科事典」に掲載しているデータ(文章・写真等)の複製(印刷、ハードコピー等)、転載等は、学校教育に使用される場合等を除き、無許可での複製・転載を禁止します。詳しくは利用案内をご覧ください。