淡水魚詳細

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クロヨシノボリ    ハゼ科    

1998.6.6 橋本川(唐津市)

学名Rhinogobius brunneus  大きさ6cm
地方名いしびっちゃ、いしもち、いしもちゃ、いせもっちょ、いっしんちょく、ぐりーん、ぐりーんしょ、さなぶり、さなぼり、すいつぎどんこ、びっちゃん、やまんかんじょ
生息域上~中流域
内容 かつて、ヨシノボリ黒色型と呼ばれていたもので、和名の由来は全体に黒みが強いことに由来するとされる。しかし、私自身としては特に黒いという印象は持っていない。むしろ婚姻色が現れた雄は濃色部が赤褐色になり全体としては赤っぽい印象が強い。胸ビレ基部や尾ビレにも特徴はあるのだが、慣れないうちは未成魚や雌の胴体の模様に注目した方がよい。つまり、他のヨシノボリ類にも見られる不明瞭な雲状斑紋はあったりなかったりするが、体側中央にシロチチブに似た粗いステッチのような黒い点列があり、それが尾びれ基部でYの字になって終わっていることである。繁殖期の雄ではこの模様はやや不明瞭になるが、完全に消えることはない。この点に注目すれば、他のヨシノボリ類と間違えることはまずない。
 北海道、東北を除く全国に分布するのだが、意外と見つからないのは川というにはあまりにも小さな極小河川に生息するためである。
 繁殖の様子はシマヨシノボリに似る。つまり、シマヨシノボリでは雌の腹部が見事な青色になりそれを見せつけるようにして雄を誘うが、本種では雌の腹部は山吹色になり、やはり雌の方が雄を誘う。

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