淡水魚詳細

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ウキゴリ    ハゼ科    

1997.10.23 玉島川(唐津市浜玉町)

学名Gymnogobius urotaenia  大きさ13cm
地方名
生息域下流域、河口・汽水域
内容 スミウキゴリの頁でも書いているとおり、和名は「浮く」「鮴(ハゼなどの底生魚)」という一見矛盾した由来を持つ。比較的大きな浮き袋を持ち、胸ビレで深度を調整しつつ、主に第2背ビレと尾ビレでバランスをとりながらホバリングしている。
 スミウキゴリはかつてのウキゴリ汽水型、ウキゴリはウキゴリ淡水型と呼ばれていたものである。ある程度大きな河川では河口付近にスミウキゴリ(ウキゴリ汽水型)が、中流域にウキゴリ(ウキゴリ淡水型)が生息している。しかし、その分布域は明確に分かれているわけではなく、ある程度重複している。また、意外なことに汽水域である霞ヶ浦にはスミウキゴリ(ウキゴリ汽水型)ではなく、ウキゴリ(ウキゴリ淡水型)がほとんどを占める。実はウキゴリ(ウキゴリ淡水型)は特に淡水環境が好きなのではなく、流れのない止水環境が好きなのである。つまり、ふ化後、海に流下した稚魚が3~4cmに成長した後、止水環境を求めて遡上した結果として河川内の淵にたどり着いてその中で生活しているのである。河川規模の小さい半田川の中流域のあるトロの中では、ある年はスミウキゴリばかりが、別の年にはウキゴリのみが見られるといった具合であった。

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