淡水魚詳細

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アオウオ    コイ科    移入種(要注意外来生物)

筑後川で捕獲されたアオウオ 1985.7.26付佐賀新聞掲載

学名Mylopharyngodon piceus  大きさ170cm
地方名
生息域中~下流域
内容 以前、「見て見てこんな大物」の頁に「昭和60年7月26日の佐賀新聞に掲載された全長1.48m、胴回り85cm、重さ55kgのソウギョ」として紹介したものである。佐賀新聞社の方から「大きなソウギョの写真があるんです」と写真を見せられたときには、不思議な形をしたソウギョだなくらいにしか思っていなかったのだが、出版後に読者からアオウオではないかとの指摘をいただいた。訂正してここに掲載しておく。
 ソウギョより頭がとがっており、体色は青黒く各鰭は黒味が強い。中国四大家魚のひとつで、ソウギョやハクレン等とともに移入された。国内で自然繁殖しているのは、やはり利根川水系だけである。国内では、数が少なく「幻の黒鯉」とも言われる。1989年の埼玉県水産試験場の調査によると、流下中の四大家魚の卵、約5万粒を採取してふ化させたところ、得られた稚魚の割合はハクレン約80%、ソウギョ約20%、アオウオ約0.3%、コクレン約0.06%であったという。県内へはソウギョに混入してやってきたのだろう。
 コクレンの頁にも書いたように、本種は貝類を好んで捕食する。コイの仲間だけに口には歯がなく、口を突出させて吸い込むようにして餌を捕食するが、喉にある咽頭骨で硬い貝殻をコリコリとかみ砕いて飲み込む。
 成長が早く、アムール川水系のデータでは成熟サイズである60cmになるまでは1年で10cmずつ大きくなり、その後の成長は遅くなる。中国には最大2.2mという記録もあるらしい。また、夏は池や沼で生活するが、冬には川に移動するものが多いという。

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