淡水魚詳細

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イトモロコ    コイ科    

1993.8.28 厳木川(唐津市厳木町)

学名Squalidus gracilis gracilis  大きさ8cm
地方名いしばや、そこばえ、ほんもろこ
生息域中~下流域
内容 どこにでもいる何の特徴もない普通の魚というものは、いつでもとれるという安心感から写真も撮らない。おまけに、小型の魚はちょろちょろとカメラの前を行ったり来たりで、止まったかと思うと水草の陰になっている。シャッターを押す指に驚いてUターンする事もある。また、銀色の魚はストロボの向きを考えないと光を反射してしまったり、魚体に風景が反射して写り込んだりで、フィルム1本使ってもまるで使いものにならないと言うことはざらである。
 このイトモロコもそんな魚のひとつで、冬になって低温のため動きが緩慢になってようやく撮れたものである。
 木曽川~熊本北部の西日本に広く分布するが、琵琶湖一帯の近畿地方では珍しい魚で宝物扱いをされているそうである。しかし、県内では河川中流域に普通に見られる魚である。やや流れのある川の、流心をはずれた流れの緩やかな石の陰などに10尾程度の群で定位していることが多い。
 イトモロコは体の割に眼が大きく愛らしい。口元にはやはり体の割には長い1対のヒゲがあり、その長さは眼径と同長以上である。モロコと呼ばれる魚は似たものが多いが、この長いヒゲと側線上のうろこは上下に著しく長いことが特徴である。

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