淡水魚詳細

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コウライモロコ    コイ科    国内移入種

2013.10.29 柳川市内のクリーク(福岡県) 九州農政局提供

学名Squalidus chankaensis tsuchigae  大きさ7cm
地方名
生息域中~下流域
内容 イトモロコと同じスゴモロコ属の魚で、小型のものは一見やせたイトモロコのようにも見えるが、イトモロコの体側の側線鱗は他の鱗より背腹方向に幅が広くなっているのに対して、本種の側線鱗は他の鱗と大差がないので容易に区別がつく。
 コウライモロコは国内では本来、濃尾平野、和歌山県紀ノ川から広島県芦田川、四国の吉野川に分布する魚であり、九州のものは国内移入種である。おそらくアユなどの放流に混入して運ばれたものが定着したのであろう。2000年頃から鳥栖市の沼川、安良川、轟木川、秋光川と宝満川の合流点付近をはじめ、佐賀市の巨勢川など筑後川水系の河川でで確認され始めた。
 琵琶湖にはコウライモロコときわめてよく似た固有亜種であるスゴモロコが分布するとされている。近年、これら2種は形態的にも明確に区別ができないばかりか遺伝的にも区別できないという研究もあり、今後「同物異名」と認められればスゴモロコにまとめられることになると思うが、ここではコウライモロコという和名を使うことにしておく。

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