淡水魚詳細

詳細表示です。

セスジボラ    ボラ科    

1994.8.11 松浦川(唐津市)

学名Chelon affinis  大きさ30cm
地方名しゅくち、しくち
生息域下流域、河口・汽水域
内容 日本の沿岸には14種ほどのボラ科の魚が見られる。このうち、ボラ属のボラ、タイワンメナダ属のタイワンメナダとナンヨウボラ、フウライボラ属のフウライボラ、そしてメナダ属のメナダとコボラとセスジボラの7種は、少なくとも河川の汽水域にまでは侵入するとされる。
 県内の河川で普通に見られるのはボラ、メナダ、セスジボラの3種である。ボラは玄界灘側と有明海側の両方に見られるが、メナダは有明海側に多く玄界灘側ではほとんど見かけない。逆に、セスジボラの方は玄界灘側には多いが有明海側では見かけない。どうも、好みの底質が異なるためのようである。
 セスジボラは、目にはボラほどではないがボラ同様に透明な脂瞼が発達している。しかし、ボラのような胸ビレ基部の青色斑は見られない。また、目の上半分はメナダのように朱色を帯びている。色彩的には、あまり特徴のない魚であるが、セスジボラの和名が示すように、背中(頭部から背ビレを通る背中線)にくっきりと尾根線状のスジが走っているので、他のボラ科の魚との区別は容易である。
 玄海地方では「しゅくち」「すくち」という地方名で呼ばれるが、多くの地方でこの地方名はメナダを指すことか多いので気をつける必要がある。
 ボラとメナダの新鮮なものは、刺身などにしても美味であるがセスジボラはあまり食用にされることはないようである。

1994.8.3 松浦川(唐津市)


「佐賀の自然デジタル大百科事典」に掲載しているデータ(文章・写真等)の複製(印刷、ハードコピー等)、転載等は、学校教育に使用される場合等を除き、無許可での複製・転載を禁止します。詳しくは利用案内をご覧ください。